2026年4月10日、高32回の永井敦子さんが、フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受勲しました。
同勲章は、芸術または文学分野における創造的な活動、またはフランスをはじめ世界における芸術と文学への貢献を通じて、卓越した功績を残した個人を表彰するものです。
永井さんは、白百合学園高等学校を卒業後、上智大学文学部フランス文学科、ならびに大学院フランス文学専攻に進学。その後フランス政府給費留学生としてアンジェ大学で現代文学を研究し、1995年に博士号(現代文学)を取得。現在は上智大学文学部フランス文学科で、教授として教鞭を取っています。
今回の受章は、ジュリアン・グラックやアンドレ・マルローをはじめとする20世紀フランスの作家に関する著作・翻訳書の出版や日仏合同シンポジウムの開催など、日仏の学術交流を継続的に推進してきた点や、日本のシュルレアリスム詩の仏訳アンソロジーを刊行するなど、日本の文学・文化をフランスに紹介し、両国の文化交流に貢献してきたことが評価されたものです。さらに2021年度から2024年度までの4年間、学生総務担当副学長として、駐日フランス大使館と上智大学の共催による文化事業を積極的に推進した功績も、今回の受章につながりました。
永井さんに受勲の感想をたずねたところ、「白百合学園でフランス語を学んだことで、長い時間をかけて取り組みたい課題に出会えたことに、心から感謝しています。振り返ると、他者から学ぼうとする姿勢や、簡素でも心豊かな生き方など、フランス文化が尊んできた精神が、白百合学園の教育精神の根底にも流れていて、卒業生の皆さんひとりひとりがその体現者であることを感じます。」ということでした。
ご受章をお祝い申し上げますとともに、今後のますますのご活躍をお祈りいたします。
