~白百合で出会った歴史・伝統・文学~
2024年10月12日、少し汗ばむくらいの秋晴れの中、ホテルメトロポリタンエドモントにおいて、永井紗耶子さん(高48回)の直木賞受賞記念講演会が開催され、高校5回生から74回生までが集う盛会となりました。
伊勢ヶ濱部屋のおかみでいらっしゃる杉野森淳子さん(高33回)をナビゲーターにお迎えして始まった講演会は、笑顔溢れる永井さんの白百合時代の話に、それぞれが自分の時代の先生方や学校の様子を思い出しながら引き込まれて聞き入り、1時間半があっという間に過ぎてしまいました。

終始笑いに包まれた楽しいお話の中に、永井さんの想いが溢れる素敵な時間でした
杉野森さんの穏やかで温かいナビゲートは、永井さんの魅力を大いに引き出してくださいました。白百合入学とともに出会った宗教に向き合うために新旧約聖書を読破していらしたことや、クラス劇の脚本を書かれた時のお話は、白百合でしか聞くことのできない貴重なお話でした。
また、作品を作る時にどのように調べたり、どのように次の作品を準備していらっしゃるかなど、興味深いお話をいくつも聞かせていただきました。永井さんの頭の中の引き出しがどれほど多いのかと驚くとともに、まだまだこれから生み出される作品がとても楽しみになるひと時でした。
このような大きな講演会は同窓会初の試みで、色々と至らない点もあったかと思いますが、お忙しいなか、会場に足をお運びいただきまして本当にありがとうございました。
皆様の秋の夜長のお供の1冊を見つけていただけたら幸いです。

笑顔溢れるサイン会となりました

書籍販売会は売り切れ作品も出る盛況となりました