ソプラノ歌手の林正子さん(高39回)が、2月28日(水)と3月2日(土)に、上野の東京文化会館にて、リヒャルト・ワーグナーのオペラ『タンホイザー』の女神ヴェーヌス役を演じます。
チケット代金のご優待もありますので、この機会にご観劇くださいますようご案内申し上げます。
◆日時
2024年2月28日(水)17:00
2024年3月2日(土)14:00
◆会場
東京文化会館大ホール
(JR上野駅公園改札より徒歩1分・東京メトロ上野駅より徒歩5分・京成上野駅より徒歩7分)
◆申込方法
チケットは下記からお申込みください。チケット代が定価の1割引となります。
お申込みフォームを受信後、折り返し、振込金額と振込先口座をお知らせいたします。ご入金確認後、チケットを郵送いたします。
https://forms.gle/uEmbdwXwtybxiNxMA
◆担当
織田理英(高39回)
林 正子(高39回)
<メッセージ>
皆さま、ごきげんよう。高校39回生の林正子です。
昨年は宮本亜門さん演出の、ヘンツェ作曲『午後の曳航』に出演をしました。
年が明けて、2024年の今年は、ワーグナー作曲『タンホイザー』に、ヴェーヌス役で出演を致します。
この『タンホイザー』は、皆さまも一度はどこかで耳になさったことがある音楽が、そこかしこに散りばめられ、ワーグナーのオペラのストーリーの特徴とも言える「愛による救済」を、一番わかりやすく描いた作品と言うことができると思います。ワーグナーのオペラと言うと、神々が出てきたり、少し敷居が高いと思われるかもしれません。でも、心配はご無用です。たとえ神々であっても、お考えになることは我々人間と基本的に大差はありません。私が歌う女神も、言っている内容は驚くほど人間的です(反対に、去って行こうとする男の人に、そんな優しい言葉をかけてしまって大丈夫なのかと、こちらが心配になるくらいです)。この役はどちらかというと悪役ですが、なぜタンホイザーがヴェーヌスの棲家を後にしたのか、寧ろ残っていた方が良かったのでは、と思えるような魅力あるヴェーヌスを作り上げたいと思っています。
寒さ厳しい折ですが、劇場まで足をお運びいただけますと幸いです。
<プロフィール>
小学校から高校まで12年間白百合学園で学ぶ。高校39回生。
東京藝術大学卒業、同大学院及び二期会オペラ研修所修了。五島記念文化賞オペラ部門新人賞。ジュネーヴ音楽院修了後、スイス・ロマンド管弦楽団等に客演。近年は東京二期会『ばらの騎士』元帥夫人、新国立劇場『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファ等で主演。NHK ニューイヤーオペラコンサートや、『崖の上のポニョ』オープニング曲「海のおかあさん」等でも活躍。二期会会員。